伊勢市に津波避難タワーが完成

大湊町津波避難タワー

建築中だった伊勢市大湊町の津波避難タワーが完成しました。約3億5000万円の予算に、国交省の社会資本総合整備事業として約1億5000万円の補助を受けています。収容可能人数は1,333人になっており、設備には備蓄倉庫や低体温症予防のためのカーテン、ヘリコプター救助用避難ハシゴ、仮設トイレなどがあるようです。

大湊町を流れる宮川でも平成16年9月に死者・行方不明者7名という流量観測史上最大の洪水を起こしており、三重県でも堤防の新設・河道掘削等を実施。この津波避難タワーも完成を待ち望まれていました。

伊勢湾に面した伊勢市大湊町の沿岸部に、市が大規模地震に備えて整備した津波避難タワーが完成し、十九日に地元住民を対象とした見学会が開かれた。
タワーは鉄筋コンクリート三階建てで、高さ一五・二メートル。二、三階の避難スペースに近隣の住民数に当たる千三百三十人を収容でき、最上階の防災倉庫に防寒具や簡易トイレを備蓄した。

住民に設備を知ってもらおうと町づくり組織「大湊町未来づくり委員会」が見学会を主催。七百人が訪れて避難スペースや備蓄品を見たり、市消防本部から要援護者の避難方法について説明を受けたりした。

未来づくり委の井村貴志会長(64)は「地域の防災のシンボル。今後は避難訓練を実施して、助け合い、安心して暮らせる町にしたい」と話していた。

津波避難タワー完成、住民が見学 伊勢

参考
流域及び氾濫域の概要 1 – 国土交通省

三重県では浸水想定区域として、宮川水系五十鈴川(伊勢市今在家町地先から海まで)、宮川水系五十鈴川派川(五十鈴川分派地点から海まで)、宮川水系松下川(伊勢市松下地先から五十鈴川派川合流点まで)を対象とした浸水想定区域図を発表しており、浸水の危険性について住民に呼びかけています。

所感

津波や洪水の被害は近隣住民にとっては深刻な問題となっており、この津波避難タワーは収容キャパシティや防災倉庫といった安心して避難できる場所になっているのではないかと思われます。伊勢市では今後、沿岸部の津波避難困難地域六カ所で整備を予定し、本年度中の有滝町・一色町に同タワーの建設を予定しています。

コラム三重県